使っていない機械式時計の不具合とお手入れ

使っていない機械式時計、これは故障?

引き出しの中にしまい込んだままになっていた機械式時計を引っ張り出してみたものの、なぜか調子が悪い、どうしてなのでしょう。使っていなかったのだから、部品の摩耗はあり得ないし、特にぶつけたり落としたりしたわけでもなく、原因が思いつかない、そんなときがありますよね。ですが、機械式時計の調子が悪くなるのは、何も部品が摩耗したときや、衝撃が加えられた時だけではないのです。では、どんなときに、不具合が生じるのでしょうか。

使っていない時計の潤滑油も劣化する

もっとも考えられるのが、潤滑油の変質です。現在の潤滑油は、だいたい四年ほどで劣化してしまいます。潤滑油が劣化した状態で動かしていると、ゼンマイに負担をかけてしまいます。最悪の場合、巻き上げの最中にゼンマイが切れてしまう可能性もあります。また、使っていない期間がそれより短くとも、潤滑油が凝固する場合があります。潤滑油が劣化するほど時間が経過していないときでも、トラブルが起きる可能性があることを覚えておきましょう。

機械式時計を長く使い続けるために

一番いいのは、使い続けることです。確かに部品の摩耗などはありますが、潤滑油が適度になじむことで、むしろ長く使えるようになります。何らかの不具合が起きる兆候も、毎日使っていれば見つけやすくなります。ですが、あまり使う機会がない場合もあるでしょう。そんなときでも、定期的なオーバーホールを行えば、故障を防ぐことができます。普段から使っている場合よりは頻繁ではなくとも、やはり定期的なメンテナンスは必要なのです。

1979年にスイスのニヨンで設立された高級時計メーカーをウブロと言い、その名はスイス語で「舷窓」を意味します。